歯医者さんで歯型を採ったとき、「オエッ」となったことはありませんか?
歯型を採る時だけでなく、奥歯のレントゲン撮影でフィルムを口の中に入れた時、また、ミラーを口の中に入れただけでも、吐き気の症状がでることがあります。
こういった症状は、子どもだけでなく、大人にもみられ、歯医者さんに行くたび、このような吐き気によりつらい思いをされている方がたくさんいらっしゃいます。
人間は、自分に害となるものが口の中に入ると、自然に「オエッ」となり、異物を体内から排除します。これを嘔吐反射といい、この「オエッ」は生理的な防御反応です。
しかし、歯科治療によって起こる吐き気は、治療に対する不安や恐怖心などの心理的な要因によっても引き起こされることも多々あります。なぜかというと、歯科治療での吐き気がどんなにひどい人でも、ご飯は普通に食べられるので、心理的な要因で起きるといえるのです。
つまり、心理的な要因によって引き起こされるので、気持ちを落ち着かせることができれば、吐き気の症状を抑えることが可能なのです。
- 気分を整える
- 治療の間、できるだけ他のことを考える
- 型取りやレントゲン撮影の際は、ゆっくり鼻で息をする
- 親指の付け根(ツボ)を押さえる(東洋医学によるツボ
- みぞおちを押さえる(東洋医学によるツボ)
- 舌根部に塩を置く
などがあります。
これらの方法で、徐々に歯科治療に慣れていけば、吐き気が自然に治まってくれることもあります。
だから、一人で悩まないで、歯医者さんに相談してみてください。
当診療所では、吐き気の症状を考慮した治療を行なっております。
歯科治療による吐き気でお困りの方は、ぜひ一度、院長先生に相談してみてください。