月別アーカイブ: 2011年6月

フッ素の効果

歯の表面では、食べ物やプラークの中で作り出される酸によってCa、リン酸などのミネラルが溶け出します。
これを脱灰といいます
フッ素は溶け出した部分にCa、リン酸などのミネラルを戻し、修復する作用があります。
これを再石灰化といいます

口腔内では脱灰と再石灰化が起こり脱灰が優位になると虫歯が進行していきます。
再石灰化を促進することで虫歯予防ができます

●フッ素洗口
フッ素の入った液でうがいをする方法です。
フッ素洗口液を口に含み30秒~1分間間ブクブクします。

● フッ素入りの歯磨き粉
市販されている歯磨剤にはフッ素配合と書かれ、
成分表示としてはモノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウムと表示されています。
フッ化ナトリウムの方が予防効果が高いといわれています。

●フッ素イオン導入
フッ素の入ったトレーを口にくわえて4分待ちます。
微量の電気を流してフッ素を取り込みやすくします。
痛みなどはありません。

●PMTC
歯ブラシでは落ちないバイオフィルム(細菌が歯の表面につくる膜)を
専用機器を用いて除去し、フッ素入りペーストで研磨します。

歯科治療と嘔吐(エズキ)

歯医者さんで歯型を採ったとき、「オエッ」となったことはありませんか?
歯型を採る時だけでなく、奥歯のレントゲン撮影でフィルムを口の中に入れた時、また、ミラーを口の中に入れただけでも、吐き気の症状がでることがあります。

こういった症状は、子どもだけでなく、大人にもみられ、歯医者さんに行くたび、このような吐き気によりつらい思いをされている方がたくさんいらっしゃいます。

人間は、自分に害となるものが口の中に入ると、自然に「オエッ」となり、異物を体内から排除します。これを嘔吐反射といい、この「オエッ」は生理的な防御反応です。

しかし、歯科治療によって起こる吐き気は、治療に対する不安や恐怖心などの心理的な要因によっても引き起こされることも多々あります。なぜかというと、歯科治療での吐き気がどんなにひどい人でも、ご飯は普通に食べられるので、心理的な要因で起きるといえるのです。

つまり、心理的な要因によって引き起こされるので、気持ちを落ち着かせることができれば、吐き気の症状を抑えることが可能なのです。

一般的な対処法として、

  • 気分を整える
  • 治療の間、できるだけ他のことを考える
  • 型取りやレントゲン撮影の際は、ゆっくり鼻で息をする
  • 親指の付け根(ツボ)を押さえる(東洋医学によるツボ
  • みぞおちを押さえる(東洋医学によるツボ)
  • 舌根部に塩を置く

などがあります。

これらの方法で、徐々に歯科治療に慣れていけば、吐き気が自然に治まってくれることもあります。
だから、一人で悩まないで、歯医者さんに相談してみてください。

当診療所では、吐き気の症状を考慮した治療を行なっております。
歯科治療による吐き気でお困りの方は、ぜひ一度、院長先生に相談してみてください。

歯ブラシは自分にあっていますか?

歯ブラシは自分にあっていますか?
歯ブラシは自分に適したもので、毎日きちんと磨くことが大切です。
最も重要だといわれるのがヘッドの長さです。
下あごの前歯の内側に楽に入る大きさのもので、3cm以下のものを選ぶのが良いといわれています。また、植毛部が平らで、柄がまっすぐな握りやすいものがおすすめです。

歯ブラシで歯を磨く幅は小さくすることが大切です。
毛の堅さは、かたい(Hard)・ふつう(Miriam)・やわらかい(Soft)と分かれていますが、歯垢(プラーク)を落としやすいことから、ふつう(M)のものを選びましょう。あまり柔らかいものでは、毛先がネバネバ歯垢に対抗しにくいです。

歯ぐきに炎症がある時や出血する時に、硬いハブラシで磨くと、歯肉を傷つけて細菌感染を起こしやすくなります。そんな時はいつもよりやわらかめのハブラシ(S)で磨き、炎症が治まったら元のふつう(M)に戻すなど、歯や歯ぐきの状態に合わせて上手にハブラシを使い分けましょう。

また歯と歯の間はフロス歯間ブラシを使いましょう。

歯ブラシは1ヶ月に1回取り替えることが理想です。歯ブラシの毛先が開くとプラーク(歯垢)の除去率が低下し、また歯肉を傷つけることがあります。また、毛先が開かなくても、長く使っていると、毛の弾力がなくなり効果が半減します。
毎月交換する日を決めておくといいでしょう。例えば、誕生日が1月20日の人は毎月20日になれば新しい歯ブラシに交換する日と決めておくと間違わなくていいですね。

使用後は流水でよく洗い、よく水を切り、
細菌が繁殖しないように植毛部を上にして風通しのよい所で保管しましょう。

朝起きた時に口がくさいけど大丈夫?

朝起きた時に口がくさいけど大丈夫?

起きてすぐは誰でも一日でいちばん口臭が強い時です!

朝起きた時に口の中がネバネバして不快に感じた経験は誰もがしているでしょう。
寝ている間は唾液の分泌が減るため、細菌が増殖して口の中が汚れてしまのうが原因です

口臭の原因である揮発(きはつ)性硫黄化合物(不快なにおいを放つ硫黄ガス)が増殖した細菌によりたくさんつくられるので、起床直後は一日のうちでもっとも口臭が強い時です。
しかし、歯みがきをすると細菌が減り、その歯みがきの刺激で唾液も分泌してくるので、口臭は弱くなります。起きてすぐに、3分間くらい歯みがきをすると、口の中もスッキリし、さわやかな朝が迎えられることでしょう。
また、舌の表面はひだ状になっており、はがれた粘膜や歯垢・食べカスや細菌などが白くこびりつきます。これを舌(ぜっ)苔(たい)と呼び、揮発性硫黄化合物を発生させます。

舌苔を取り除き舌を清潔に保ち、きれいな息で、朝の挨拶を交すようにしましょう。
(舌ブラシを使用するのが良いが、なければ歯ブラシで軽くこすると良いでしょう。)
このような生理的口臭は多少誰にでもありますが、その強さは口の中の細菌の汚れの程度、唾液量などによって異なります。

※呼吸器科の川合 満先生が書かれた「朝、起きてすぐの歯みがきが、あなたを守る」
(株式会社 メディアファクトリー)を是非おすすめします。