子どもの受動喫煙は怖い!!
「受動喫煙によって三歳までに虫歯になる可能性が2倍になった」との研究結果を、京都大学の川上浩二教授と田中司朗准教授らのチームが英医学誌BMJに発表したことを、京都新聞の記事で見つけました。
受動喫煙(間接喫煙)とは他人の吸っているタバコの煙や、くすぶったタバコの煙を吸い込むことで、自分自身は喫煙していないのにその影響被害を受けることをいいます。
タバコの煙中には4,000種類以上の化学物質が含まれ、そのうち少なくても200種以上が有害作用を有するとされています。
代表的なタバコの3大有害物質は“ニコチン”“タール”“一酸化炭素”です。
受動喫煙によって感受性が高い成長発育期の子どもに影響を及ぼす被害として、呼吸機
能低下・中耳炎・急性気管支炎・喘息・乳幼児突然死症候群
・喘息様気管支炎・髄膜炎・肺炎など、子どもの健康を左
右する病因となっています。
今回 神戸市で2004~10年に生まれた7万6920人のデ
ーターから生後4カ月での受動喫煙の状況と3歳時点で
1本以上の虫歯や歯の欠損、治療歴の有無を調査。
その結果 家族に喫煙者がいる子は、いない子に比べて虫
歯になる可能性が1.46倍でした。
特に面前で吸われる環境にあった子は2.14倍に高まった
そうです。
タバコ1本から発生する煙を非喫煙者の感知できない濃
度まで薄めるには50mプール13杯分(19,000㎥)もの空気が必要といわれています。
喫煙によって環境や健康にも悪影響を及ぼすということを大人たちは知らなければな
りません。
川上教授は最後に「子どもの健康な発育のため、大人は生活習慣に十分気をつけるべき
だ」と子どもの受動喫煙に対する警告を述べています。
私はこの記事を読んで、タバコはさまざまなリスク(危険性)を伴う行為であり、その
矛先は自分だけでなく家族(特に子ども)に、友人に、不特定多数の周りの人びとにむけ
られているということを知りました。
タバコの煙によって起こる受動喫煙って、ほんとうに怖いですね!!